2023
12.13

〔41〕ファイルメーカーでレシピ入力

ロイズレストラン(ハワイのレストラン)

1993年ごろの出来事です。

当時、私はロイズレストラン東京でパティシエとして働きながら、データベースソフトのファイルメーカーを使ってレシピを整理していました。

最初はファイルメーカーの使い方が全く分からず、何度もやり直すことになりました。ガイドブックのような書籍を買って読んでも、具体的に何をどうすべきかが理解できず、結局何冊もの本を買い漁り、今では簡単にネットで調べられるようなことも当時は手探りでした。

毎朝起きてすぐにコンピュータの前に座り、会社に行き、帰宅後も再びコンピュータの前で作業を続けるという生活でした。その合間にわずかに食事を取る程度で、非常に集中的な時間を過ごしていました。

理解力が低く、物事を覚えるのが遅い私には、他の人と同じ時間枠では難しいことが多かったんです。小さい頃から、普通の人ができることでも、私には通常の倍の時間が必要だと感じていました。

おそらく数ヶ月かかり、ようやくファイルメーカーの基本的な操作に慣れ、レシピを入力できるようになりました。私は、原材料ファイルと仕入れ先ファイルを作成し、それらをレシピに関連付けることを試みました。当時のファイルメーカーには「ルックアップ」という機能があり、品番を使って他の情報を取得できることがわかり、それを活用しました。

具体的には、レシピの使用材料欄に材料品番を入力するだけで、その材料の名前と単価が自動的に表示され、合計コストを計算できるようにしました。この簡単な計算式を入力するだけで、自動的に計算してくれることが楽しく、キーボード入力が苦手な私にとって、品番だけで必要な情報を取得できるのは非常に便利でした。

これにより、製品や半製品を区別し、カテゴリーごとにレシピを整理することができました。ファイルメーカーというデータベースソフトウェアに私は感動し、「これほど便利なものはないな」と実感しました。さまざまな用途に応用できる可能性を感じました。

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。