12.20
〔48〕4Dを手に入れた!!
1994年の頃にロイズレストラン東京で働いていた時の話。
私はデータベースのソフトで「ファイルメーカー」を使っていて、ある時考えていたんです。
原材料のデータファイルや仕入れ業者のファイルなどがたくさんあって、そのデータをルックアップって機能でさんさん参照するような形で他のファイルのデータを使っていたんです。
ただその参照するだけでなくお互いに連携できないかって考えて。
例えば、レシピのファイルに必要な原材料の品番で参照させて明細の所に入れるのですが、原材料のファイル側からどのレシピで使われているとか出来ないだろうかって考えてやろうとしたのですがどうしてもできなくて。(実際にはできたのかもですが…)
いろいろ調べたらそれができるのは「リレーショナルデータベース」である事に辿り着いたんです。そこで見つけたのが「4th Dimension」通称「4D」と言うリレーショナルデータベースのソフト。いろんな雑誌だかを見ていたら4Dならなんでも出来そうなことも書いてあって。
「4D」が欲しくて欲しくて…
でも金額的にも確か20万円は超えていて、「高い!」でも欲しい!!
ローンでも組んで買うかなって思ったんですが、以前買ったMac一式も100万越えでそれをローンで買ってるし、その後もちょこちょこ周辺のものを買ってるし。でも欲しい、それも今!
そしてある時。(たぶん翌日です)
ロイズレストランのパティスリーで仕事をしていたら、ちょうど月川社長が現れて。私は思わず、「どうしても欲しいデータベースのソフトがあるんです」と言うと。
月川社長は「買っていいぞ、買っていいと言うか会社で買うから自由に使え!」
まさに神の声!!
そうして、そーホーズの事務所に連絡してすぐに購入。
めっちゃ高いデータベースソフト「4th Dimension」を手に入れる事ができて。そんな風に自分の欲しいものを会社で買ってもらった事が初めてで、その場で飛び上がりたいくらい嬉しかった記憶があります。
ここから4Dと共にあるの人生が始まりました。
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