12.18
〔46〕独立してお店を経営するための考え方
1994年の頃
私はソーホーズの事務所へ顧客データのこともあって顔を出していました。
ある時、数人のスタッフがそれぞれ何店舗かづつ受け持って店舗の月次の損益を出すための資料を作っていたんです。
それは、主に仕入れ一覧と損益計算書に分かれていて大変そうな作業に見えました。こんなのはフィールドに数字を入れれば計算してくれるような感じにデータベース化すれば作業はずいぶん楽になるんではないかと思いました。
私はその時は損益計算のことがあまりわからなかったのですが、それぞれの数字の出し方を聞いて損益計算書を計算できる簡単なデータベースというよりエクセルのマクロ的なものを作りました。もちろん時間はかかりました。
でも、自分の趣味のようにレシピをまとめようと始めたMacですが、今にして思えばこんな風に仕事としてチャンスを与えてくれた月川さんにほんとうに感謝しています。
そして次に月川社長から言われたのが、銀行に提出するための出店企画書のフォームでした。
これは至って簡単でフィールドを配置して簡単な計算式を入れるだけでできましたが、これをやることによって得られた知識はすごかったです。
出店する際に、出店のための費用があって、人件費のかかり方、売上、固定費、材料費、それに本部費があり月々の返済、ここでの経験がその後にすごく役立って店舗の考え方の基本になりました。
お店を出す時、どれかを決めると全部決まってくる。
例えば、スタッフは何人雇うつもりなのかでそれにかかる人件費はある程度は固定費として考えられるのでその人件費から必要な売り上げも決まり、その人数が動ける広さも決まるからそれに合わせて使える費用が出てきます。
この経験によって、独立してお店を経営するための考え方をすごく効率よく学びました。
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