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活動内容:科学捜査・法科学鑑定・大学教育・医療・減量に関する研究,相談,        意見・鑑定書作成,本執筆,講演,評論,ジャーナリストなど.

実績:46年間の科学捜査、大学、病院の実務と研究実績.多くの凶悪犯罪現場鑑識    MCT118型からSTR型などのDNA鑑定実績(551事件).
   警察庁長官賞など警察関係22 回表彰.裁判鑑定書作成・裁判学識者証人出廷・   学術論文・専門書「法医 裁判化学(廣川書店)」など著書,多数.
   警察鑑定の検証・あり方の研究で大きな反響.
   JRTフォーカス徳島・JRT日曜懐メロ大全集・NHKニュースおはよう日本      TBSジョブチューン・TBS Nスタ・tv asahiテレメンタリーなどTV・ラジオ     出演多数.

1.狭山事件の再審請求に警察の行った生物学的検査,血液型検査等について,鑑定書を作成し,高裁に提出されました.
2.袴田事件の弁護団より,味噌樽から発見された着衣に付着血液について,付着時期,着色状況,DNA検査結果について相談があり,アドバイスをしました.
3.秋田県の殺人事件で警察で行ったDNA型検査について,鑑定書を作成し,裁判で専門家として証言しました.
4.大阪府の覚せい剤取締法事件で警察の行ったDNA型検査について,鑑定書を作成し,裁判で専門家として証言しました.
5.大阪府の準強制わいせつ事件で行ったDNA型検査について,鑑定書を作成し,裁判で専門家として証言しました.逆転無罪になりました.
6.愛知県の器物損壊事件について,体液の1年半の付着実験を行い,弁護士に鑑定書を提出いたしました.
7.今市事件担当の弁護士より現場の血液量について,相談がありました.   8.徳島県の強制わいせつ事件で行ったDNA型検査について意見書を作成し,担当弁護士に提出しました.
9.その他,弁護士に対するアドバイス,事件事故に関する鑑定書・意見書の作成,裁判における専門家としての証言をしました.
10.民間の方からも,事件に関する鑑定,相談を受けています.

 

 

Blog

準強制わいせつ事件2025(令和7)年 4月9日 準強制わいせつ事件で弁護人依頼の意見書を作成したことにより,大阪高等裁判所で証人出廷し,証言した.DNA型鑑定に関する学術的証言に関して検察・科捜研は同意した.判決は後日.期待したい.

逆転無罪

2025(令和7)年 6月25日 同上の準強制わいせつ事件で大阪高等裁判所の判決は、無罪であった.絶無冤罪.

 

和歌山県警科捜研の過ちが,繰り返されました.2025(令和7)年9月8
 佐賀県警科捜研40歳代の技術職員のDNA型鑑定偽装事件は,本職員の過ちであることは間違いありませんが,科捜研が警察組織に入っていることも一因であり,私は科捜研研究員の経験により,大分前から,論文「「法科学研究所」創設への提言~冤罪のない安全と安心の社会を目指して~ 2015年2月 犯罪学雑誌,81,3-15」で科捜研を第三者機関で運営すべきであるという主張をしています.捜査と鑑定の部門が同じ組織にあるということが,捜査に烏合する鑑定を生み出す可能性を秘めています.10年前から,この論文で警鐘を鳴らしています.
 内容は「日本の犯罪捜査において,犯罪現場に遺留された物体などの大部分の鑑定は都道府県警察の科学捜査研究所(科捜研)で行っている.しかしながら,科捜研は警察の組織の中であるが故に,鑑定結果に対して中立性・客観性に疑念が持たれている.そこで,それらを向上させ,鑑定が関与する冤罪の絶無のための方策として,「法科学研究所(法科研)」の創設を検討した」です.