2023
12.22

〔50〕朝から晩まで部署を掛け持ちして

ロイズレストラン(ハワイのレストラン)

1995年の頃だったと思います。

4th Dimension(4D)ってデータベースソフトで自身のレシピのデータベースを作りながら、以前にロイズレストランを日本でやっているソーホーズの事務所で作った店舗の損益のデータベース、これはファイルメーカーで作成していたのですが、4Dで開発し直していました。

4Dを使うと今まで出来なかった事が出来るようになるのですが、これは例えば、食事を作るのにレトルトのすでに出来ているものを使っていた感じから、1から材料を買ってきて作るような感でした。

私は、4Dの発売元の当時ACI Japan(今は4D JAPAN)のホームページからサンプルデータベースをダウンローしてはそのメソッドをコピペしたり参考にしたりしながら、よくわからないけどなんとか動く的な感じで作ってました。まるで料理のレシピや作り方を見てその作業の意味もわからないまま作っている感じです。

その損益のデータベースを作った時に全店舗の仕入れ一覧とかも入れていた関係で、今までバラバラと仕入れしていた材料(野菜)のうち上位に占める10品程度を市場で仕入れる事になって、その担当もなぜか喜んでする事になってやってたんです。

私の1日の動きは、早朝にボックス型のトラックで市場へ行って野菜を積んでそのまま店舗へ向かい注文の野菜を配達。その後、渋谷の事務所に向かいトラックを駐車場に置いて事務所でデータベースの事を中心に仕事、なぜかたまには現金で下ろしてきた給与を分ける事も手伝ったりしてました。ただこの事務所での出勤は全く私の自由な時間の中にあっていつ行っていつ帰ってもいいような感じの環境を作る事ができました。

夕方近くまで事務所で作業をしてその後は世田谷のロイズレストランへトラックで行ってレストランのパテイスリーの仕事をしてレストランが終わって家に帰ると、部屋のFAXに各店舗から野菜の注文が来ているのでそれをまとめて市場へFAX。翌日の早朝に市場へ野菜をとりに行って店舗に配達。

とても充実した毎日でした。全ては自分からやり出したり、入っていったりした事で、長時間労働をさせられているような感じは全くなくて。むしろ私のわがままで周りを巻き込んでしまってるような感じだったかもって思ってました。

ある時なんか、4Dのプログラムのセミナーみたいなのがあって出たいんだけど金額も高くて、どうしようかなって思っていたんですが、またちょうどのタイミングでパティスリーに月川社長が現れてくれたので「パソコンのセミナーがあって行きたんですがちょっと高くて」と言いうと、「おお、行ってこい!」と一言。ありがたかった。

きっと月川社長は私の事を変わった奴だなって思っていたのかとも思いますが、ある時何かでの事で話していた時です。月川社長が私に「お前もこの先は俺と同じように経営者になるんだろうからな」といってくれました。その時は私はいつか独立したいとも考えてもいなくただその時の瞬間を目一杯やりたいと考えていました。

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