2023
12.24

〔52〕ロイズレストランへ出戻り。

ロイズレストラン(ハワイのレストラン)

たぶん1997年の頃の事。

一度は徳島の妻の実家へ行ったものの約9ヶ月程で東京へ戻ろうと決心して。その時は迷わず月川社長に電話「すいません、また働きたいのですが…」そう言うと、喜んでいたかどうかわからないですが、そのまま戻る事を承諾してくれました。

東京の用賀の不思議なデザインされた部屋を借りる事ができて引っ越し、その部屋は6畳くらいの部屋が2段になったメゾネットでまぁ普通の部屋より面白そうと思ってました。ですが徳島の荷物を持ってきたのでぎゅうぎゅうになってしまい。メゾネットの2階にベッドをおいたのでほぼ一杯。小さな電磁調理器と小さなシンクが一個あるだけの部屋でしたがここで出戻りの生活の始まりうです。

ロイスレストラン東京へ約9ヶ月ぶりに戻ってきて、私はまた渋谷の事務所で4Dを使ったデータベース事とロイズ世田谷の事を両方を行ったり来たりとする事をさせて頂いて仕事していました。

それから少ししてだったと思います。ロイズレストラン東京は無くなって隣に新しく「ロイズ世田谷バーアンドグリル」が出来て、元あったロイズレストラン東京の場所は同じ月川社長のお店で「ソーホーズウエスト」になってました。でも隣のロイズ世田谷にはパテイスリーの場所は無くて、パティスリーの製造場所はそのまま前のロイスレストラン東京の場所のままだったので、ソーホーズウエストの端っこの一部でした。

その場所からロイズ世田谷のデザートと渋谷の店舗のスイーツを作っていました。

ソーホーズエウストのデザインもすごくて、船が難破して上下がひっくり返ったようなデザインでしかも大きな柱が2本あって時間によってその柱が何か声のような音を出していましたし、キッチンのカウンターに付いた飾りのケトルとかいろんな物がたぶん1時間に一回くらい蒸気を出したりしてまるで遊園地の中のアトラクションをイメージするような感じでした。

それとは真逆の感じのロイズ世田谷バーアンドグリルは天井の高さが11mくらいあって全て手焼きのレンガ積みのイメージでした。今はどうなっているんだろうって思います。

でもほんと凄いなーって思います。その頃はまったくお店を作る側の事は異次元だったですが、今考えたらあの場所であのデザインいったいどれくらい費用が掛かったんだろうって思います。

私が2001年に富良野でお店を出す時は手持ちの資金だけだったので700万円でした。それでも手持ちの資金を全て使いはたしました。

お店を出すための資金は大小さまざまなのだと思います、どう考えるか? 出店する時にしっかりとイメージを持って初期の投下資本を何年で回収できるかを考えて計画を立てる。私が思う回収期間は最長でも10年だと思っています、それよりも長くかかるとたぶんお店の修繕なり改装なりの費用が捻出できない。それが自己資金100%であっても借入であっても同じだと思う、自己資金だとしても自分個人がお店に貸していると考える必要があると思う。出店の費用が100万でも1億でも同じ10年以内で回収できるイメージがしっかりあればなんだろうと考えます。

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