2024
01.15

〔74〕お店の名前

独立前の準備

2000年年末頃の話です。

 

富良野のでお店を出そうと店舗の場所も決まって。

あと決まってなかったのが、肝心の店舗の名前!

 

ドメイン名を取るときに考えたのが「ルノール」って名前だったのですが、

店名には富良野って名前を入れたくて自分の中でもいろいろと案はありましたが、

なかなかしっくり来なくて。

 

店舗名を決める上で考えていた事がいくつかありました。

それは、「その場所の名前を入れたい」のと、「自分の名前は入れたくない」でした。

 

場所の名前を入れたいのはその場所に作るのでその地の持つ力を借りたいと思ったからです。

しかも場所は富良野、その名前にはすごく大きな力があります。

既に、北の国から新鮮で素晴らしい自然のイメージがついてもいます。

それはお菓子には直結しそうなイメージと思いました。

 

また自分の名前を付けたくなかったのは、もし自分の名前を付けたなら

それは全てにおいて自分の力が一番上になって、北海道の素晴らしい材料が自分の技術の内側に収まるようなイメージがありました。

私はそうではなくて、北海道の素晴らしい材料に自分の力を加えることでさらに素晴らしいものになるようなイメージです。

 

北海道へ移住して全国発送しようとしたのも、北海道の材料の新鮮さと濃厚そうな乳製品のイメージがあったからです。

その素晴らしい材料に私自身のパティシエとしての技術を加えたいと考えていました。

 

以前にデータベースの会社にいた時に知り合った乙部さんって友人がいて、時々一緒に温泉へ行ってました。

乙部さんから、温泉へ行って知り合いの部屋で鍋でもしようよって連絡があって行ったんです。

確か場所は調布のあたりだったような記憶です、

温泉へ行った後で乙部さんの友人のお部屋へお邪魔して鍋を囲んでました。

 

メンバーは私を入れて4人でした。

その一人がイギリス人のイアン名前の日本語が達者な人がいたんです。

私は今度北海道でお店をするんですって言って、名前を考えている事も話に出すと。

イアンさんが、突然考えだして、いくつかの名前の案を出してくれました。

 

その名前の案の中に「フラノデリス」があったんです。

彼は、フラノとフランスは発音が同じ感じなので、フラノデリスって名前はどう?

って言って行くれたんです。

 

お!、それいいね。「フラノデリス」にするわって即答しました。

それ以外に彼は、「カフェ・ラ・シュゼット」はどう?とかいくつかの案も出てもいました。

 

既にドメインは取っていて、その時に考えていた名前が「ルノール」だったんです。

ルノールは北って意味のフランス語なんだけど、お店の名前には富良野を入れたくて

ルノールは会社名にフラノデリスを店舗名にする事にこの時に決めました。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。