〔71〕富良野で見つけた運命の場所

ミックブレインセンター

2000年ごろの話です。

芦別の友人の車に載せてってもらって富良野へ来ました、

確か午前中でまだ10時頃だったともいます。

実はもうその日の夕方の飛行機で帰る予定で行動していました。

富良野に土地勘が全然ない私はどこが街の中心地なのかもわからず、

不動産屋さんもどこにあるのかわからなくて、

見つけた公衆電話に入って電話帳を見ていた時に富良野駅へ行けば何か見つかるのではと思い駅へ

駅で見つけたのが、右の端っこの方にある交番

そうだ、交番で聞いてみようと思って交番へ。

交番の警察官の人に、「どこか不動産屋さんってないですか？」と聞くと。

国道沿いの所の不動産屋さんを紹介してもらいました。

友人の車の助手席に私後ろに妻が乗ってそのままその不動産屋ついて

さぁ行ってみようと思って、看板を見ると何やら菱形のマークのロゴ。

その菱形のマークの下に「株式会社 北菱」って書いてありました。

なんか変な所だと嫌なので、妻と友人にとりあえず俺一人で行って来るわと言い中へ。

お店の中へ入ると親切な女性の人が対応してくれて話を聞いてくれました。

私は「どこか店舗が出来そうな所ってありませんか」と伺うと

店舗ですかーって言いながら、

困った顔をしながらも、ちょっと社長を呼びますねと言ってくれて。

その後は社長さんが対応してくれて

「ちょっと広いかもしれないけど知り合いの所が空いてるなぁー」と言ってそのまま連れていってくれました。

そこはすぐ近くで、なんと最初に入った電話ボックスのすぐのところでした！

店舗は表にシャッターが３つ付いていて

隣は大きなと言うか小さな百貨店のような建物があってそこは定休日なのか閉まっていました。

そのシャッターを開けると、中はすごく広くてその時は選挙事務所になってました。

そこは倉前さんって大家さんの家で最初は鉄鋼所でした。

その後は「北の国から」にもちらっと登場したジーンズショップがあったようです

見る限りまぁまぁ広い、聞いたら６０坪ありました。

どこがどこかわからないし、ここから始めようってビビっと来ました。

私たちは２階の大家さんの部屋へ行って話を聞いて、

家賃も20万位内だったいいなってもいながら家賃を聞くと、

大家さんから、家賃は10万円、敷金10万円。との事。

私がお店を出すのは来年の５月頃だと言うと。

大家さんから「家賃はお店ができてからでいいよ」と言ってくれて。

こんな事ってあるんだって「信じられない奇跡」って思いました。

芦別の友人が保証人になってくれました。

この時まだ午後2時頃、不動産屋さんを訪ねてまだ２時間くらいしか経っていませんでした。

何事も決まる時はこう言うもんだってつくづく運命を感じていました。

その後、菱形マークの不動産屋さんの社長さんが「決まってよかったね」と言ってくれて。

ほんと感謝でした。

不動産屋さんの社長さんが工事はうちでもやってるからよかった言ってね。と言ってくれました。

よし、店舗の場所は決まった！

まずは、大きな一歩でした。

そしてその日の夕方の飛行機で羽田空港へ帰りました。