01.01
〔60〕ラテール洋菓子店でドゥーブルフロマージュ
1999年頃、三宿のラテール洋菓子店で働き出して間も無くの事。
何か新作のお菓子をっ話になって何品かを試作しました。
試作と言ってもすでにロイズレストラン時代に作っていたお菓子です。
その一つが「ドゥーブルフロマージュ」それともう一つが「はしばみ」と言うお菓子。
「ドゥーブルフロマージュ」はニューヨークスタイルのチーズケーキにマスカルポーネのムース、もう一つの「はしばみ」はマウイのロイズでやっていたマカデミアンナッツのタルトからインスピレーションしたもの。
マカデミアンの代わりにヘーゼルナッツを使い、ゲルスナーマッセってザッハトルテの生地を軽くした感じの生地とチョコレートをサンドして、周りをアーモンド入りのチョコで覆った感じのお菓子。
その2つだったかもう一品くらいあったかでした。
面白いのは2つともハワイのロイズレストランで生まれたものなんです。私にはロイズレストランの頃がすごく影響してるとつくづく感じました。
ドゥーブルフロマージュの名前は私は「ドゥーブルフロマージュ」でって言っていたのですが、専務さんがちょっと名前が長そうなんでって言われて「ドゥーブル」だけになったんです。
なので三宿のラテール洋菓子店では「ドゥーブル」と言う名前で出ていたんですよ。(もしかしたら今もそうかもしれません)
ラテール洋菓子店はミックブレインセンターがやっているのですが、ラテール洋菓子店のオープンと同じような頃に小樽の「ルタオ」がオープンしたんです。
「ルタオ」はミックブレインセンターでデザインや商品企画などが行われていて、当時はラテール洋菓子店の私の上司が毎月新商品などの提案に行っていて、その時に「ドーブルフロマージュ」などの私が試作したものも新商品の提案で持って行って提案していました。ルタオのショーケースに並んでいたと思います。
こうして再び「ドゥーブルフロマージュ」が「ドゥーブル」に名前だけ変わりましたが世に出る事が出来たんです。自分でも自信作だったので良かったなって思いました。
また、ラテール洋菓子店では毎月1日に「一日ケーキ」って名前だったと思うんですが。毎月新商品を作るのは大変だけど色んな意味で面白いって思いました。
常に、新作を考える切っ掛けになると思います。新作を考える時、全く1から違うものもあるし、以前のアレンジもあるしリニューアルもあると思う。でも新作を出す切っ掛けが無いと、メニューは気がついたら何ヶ月も同じだったりすると思うのでその切っ掛けを毎月だったりいつからいつまでだったりと具体的に決める必要があると思うんです。
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